開発と検査
安全性向上のための高品質を考える。
車いすの商品化において、最も優先させなければならないものは安全性です。
当社では素材や部材の強度や耐久性はもちろん、JIS規格などに基づいた
各種性能試験を通して品質管理を徹底しています。
また時代とともに進化するユーザーニーズに応える技術開発にもつねに取り組み、
安全性向上のためのさらなる高品質を目指しています。
セーフティ&ハイクオリティ
- 耐久性能に優れた商品作りをします。
- 世界トップレベルの品質管理をします。
- 時代のニーズに応える技術開発をします。
検査
バックサポート斜め
耐衝撃性試験
静的負荷試験
強度検査
社内規格(SG認定工場取得基準)にて、確認テストを実施しています。
車いす落下試験(新JIS対応検査)
段差乗り越えなどの強度及び耐久性確認テストを実施しています。
直進走行性試験
静止力試験
静的安定性試験
走行耐久性試験
JIS走行耐久性試験(20万回100kg荷重ダブルローラーテストクリア)にて、確認テストを実施しています。
出荷検査
社内規格(SG認定工場取得基準)にて、出荷検査を実施しています。
耐衝撃試験機(新JIS対応検査)
キャスタに何らかの障害物が衝突することを想定し、重りを衝突させ、その時の強度及び耐久性の確認テストを実施しています。
開発
3次元プリンター
リアルなモデリングがスピーディにできます。
体圧分散測定
体圧の分布を計って、よりシーティングに優れたシート形状を研究しています。
テクノロジーと素材
ニックでは、車いすに必要とされる“軽量で高強度”という条件を満たすため、
溶接後の熱影響をうけた部分が時間の経過により、
母材に近い強度に回復するというアルミニウムの資質に着目。
すぐれた継手効率が得られるアルミニウムを大手材料メーカーと共同開発しました。
背パイプは、外側のパイプ内に細いパイプを差し込み、二重構造で補強。 万が一、外側パイプが折れても、内側パイプががっちりと支えます。(栓熔接)実用新案意匠登録済
ベースパイプに、さらに細いパイプを差し込み、負担のかかりやすい接続部分をしっかり補強しています。
シートパイプには、丸パイプよりも強度のある楕円パイプを使用。溶接部分を広くし、接続部分の強化をはかっています。
ブレース(エックス)のパイプは、強度を高めるため楕円型を使用。さらに接続部分は縦に圧縮して溶接部分を広くし、板状のものより強化しています。
車いすの軽量化と高強度化を実現する、アルミダイキャスト製パーツです